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ランダムウォーカー著者「インフレ時、長期債は避け、割高でも株を購入すべき。バブル崩壊に備え、分散できるインデックス投資を推奨。」

12/3付の日経新聞の記事を読みました。バートン・マルキール氏のインタビュー記事です。同氏は「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者で、プリンストン大学の名誉教授でもあります。インデックスファンドの創設を提唱した同氏が、現在の株式市場についてコメントしています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・インフレは一時的ではなく、2%のインフレ率に戻るには時間がかかる。サプライチェーン問題は解消されていくだろうが、労働者不足問題は長期的なものになる。

・移民への反対感情は強く、受け入れ規制は緩和されないだろう。新型コロナウイルスの感染拡大後、退職した60代は仕事に戻らない人も多い。貯金、資産がある程度はあるため。

・先進国では少子化が懸念事項。長期的な視点では、ベトナムなど若者人口が多い新興国に投資すべき。

・オミクロン型の新型コロナの影響は不透明。ワクチン、治療の有効性の結果判明を待つしかない。

・1970~1980年代のようなハイパーインフレ発生の可能性は低い。当時はOPECの権力が強く、世界中での穀物不作という状況が重なった。インフレ率が10%になることよりも、6%が長く続くことが懸念。

・10年国債の利回りは1%程度。今、長期国債を買うのは損。株式、不動産など実物資産が良い。今、株式市場は記録的な割高水準だが、それでも株式を買うべき。インフレ時のポートフォリオは株式を中心とすべき。

・今のアメリカ株式市場は、一部銘柄がバブルに近い。1990年代のITバブルと似た状況にあり、崩壊に備え、幅広く投資できるインデックス投資を推奨する。

・1970年代、インデックス投資を実施する機関投資家はごく僅か。インデックスファンドを上回るアクティブファンドは、15年間で10%程度。

・「ウォール街のランダム・ウォーカー」の第13版を出版予定。ミーム株、ビットコイン、NFT(非代替性トークン)に関する解説を追加する。インデックス運用の重要性がこれまでよりも増している。ミーム株、暗号資産に飛びつく個人投資家は失敗する。

・アクティブファンドが生み出す成果にインデックスファンドはただ乗りしている。これは否定できない。しかし、アクティブ投資家が消滅することはないだろう。割安銘柄を探すトレーダーがゼロになることは考えにくい。

・株式市場の99%がインデックス運用になっても問題ない。資本主義の世界では、他人を出し抜く人が必ず出てくる。インデックス運用が市場を機能不全にすることはない。

・暗号資産への長期投資が成功するかはわからない。ボラティリティが高すぎる。将来、より安価な決済手段が出てくるのでは。暗号資産は犯罪にも使われ、また、基盤となっている技術のブロックチェーン運用はコスト高。

 

インデックス運用の優位性を語るだけではなく、新しい要素を含んだ内容で、参考になる記事でした。

アクティブ運用者の努力にただ乗りしているとはっきり述べており、潔いです。アクティブファンドが存在することで、インデックスファンドがより低コストで運用できているんですね。今まであまり考えたこともありませんでした。

インフレが進行、継続する今、株高状況でも株を買った方が良いということ、そして、局所的にバブルに近いので、崩壊に備え、インデックス投資分散投資)を推奨する助言は参考になりました。

テーパリング加速、利上げ開始時期前倒しの可能性があり、目先は株価調整を警戒したいですが、並行して追加投資も検討します。

以上

 

◆参考文献

日本経済新聞、"「米国株に局所バブル、分散投資を」マルキール名誉教授"

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN060780W1A001C2000000/