21年12月末時点の銘柄毎のリターンです。「持ち株の評価額と受け取り済み配当金(税引前)を足したもの」を「取得金額」で割っています。
◆銘柄毎のリターン
銘柄 |
取得金額 |
現在値+配当金 |
リターン |
先月比 |
APPL |
$16,800.00 |
$57,600.80 |
242.86% |
23.37 |
AVGO |
$9,141.99 |
$22,755.48 |
148.91% |
40.33 |
HD |
$6,084.87 |
$14,290.65 |
134.86% |
8.70 |
$8,896.40 |
$18,067.90 |
103.09% |
23.47 |
|
PG |
$8,713.92 |
$16,613.11 |
90.65% |
20.93 |
MA |
$8,709.12 |
$15,292.44 |
75.59% |
21.41 |
VOO |
$13,470.63 |
$22,881.58 |
69.86% |
7.21 |
USB |
$4,646.40 |
$7,696.92 |
65.65% |
2.36 |
MCD |
$8,641.44 |
$13,644.00 |
57.89% |
13.80 |
V |
$8,667.60 |
$13,675.03 |
57.77% |
16.68 |
CSCO |
$4,711.50 |
$7,302.40 |
54.99% |
20.28 |
$4,901.20 |
$7,370.00 |
50.37% |
11.22 |
|
CDNS |
$4,931.26 |
$7,081.30 |
43.60% |
6.85 |
ABBV |
$4,162.80 |
$5,520.00 |
32.60% |
19.33 |
JNJ |
$8,631.50 |
$11,217.29 |
29.96% |
11.45 |
ASML |
$5,040.00 |
$6,385.79 |
26.70% |
0.73 |
AMAT |
$4,992.00 |
$6,165.12 |
23.50% |
8.13 |
LRCX |
$4,850.32 |
$5,775.60 |
19.08% |
6.48 |
MRK |
$8,749.20 |
$10,357.08 |
18.38% |
2.41 |
CVX |
$4,302.00 |
$4,854.80 |
12.85% |
5.41 |
TSM |
$4,400.00 |
$4,849.87 |
10.22% |
2.87 |
MO |
$11,299.20 |
$10,906.88 |
-3.47% |
8.07 |
INTC |
$4,507.08 |
$3,730.51 |
-17.23% |
4.17 |
23銘柄全てのリターンが上昇しました。メルクからスピンアウトされたオルガノン(OGN)はメルクの中に含めて算出しています。
以下、主要株価指数です。NYダウ、S&P500指数は大きく上昇、ナスダックはあまり変わっていません。12月はテクノロジー銘柄が下落した印象がありましたが、ここまで差があるとは思っていませんでした。
|
NYダウ平均 |
S&P500 |
ナスダック |
11月30日 |
$34,483.72 |
4,567.00 |
15,537.69 |
12月31日 |
$36,338.30 |
$4,766.18 |
15,644.97 |
先月比 |
$1,854.58 |
199.18 |
107.28 |
先月比(%) |
5.38% |
4.36% |
0.69% |
12月の上昇要因は、ワクチンへの期待、オミクロン株への懸念が後退したこと、11月のアメリカ消費者物価指数(CPI)が市場の想定内であったこと、12月のアメリカ消費者信頼感指数が市場予想越え、ファイザーの新型コロナウイルス治療薬(飲み薬)をFDAが緊急承認したことなどです。
一方の下落は、世界でのオミクロン株の感染拡大、FRBによる金融緩和縮小の加速、11月のアメリカ卸売物価指数(PPI)の市場予想超え、アメリカの財政支出法案の先行不透明感増加、世界の中央銀行の方針が金融緩和縮小方向に進んでいることなどが背景にあります。
12月はブロードコムのリターンが一番大きく上昇しました。先月比+40.33ポイントです。同月に発表した四半期決算はEPS、売上共に市場予想を上回りました。増配、自社株買い、極めて明るい見通しも併せて発表しています。企業向け需要の回復、クラウド、サービスプロバイダ事業の堅調な需要が寄与しているとのこと。
また、半導体銘柄に資金が流入したことで、ブロードコム株も恩恵を受けています。
次にニュートリエンが上げました。先月比+23.47ポイントです。同銘柄の株価はこの1年で50%超上昇、今後も大きく上昇を続けると見込まれています。世界で起こる温暖化が作物の質、生産量に影響しており、これが肥料の必要性を高めています。また、世界で異常気象が起きる頻度が高まり、作物の病気が突然発生、これも肥料需要を高めているとのこと。
アップルのリターンは先月比+23.37ポイントです。Needham & Company、KeyBanc Capital Markets、モルガンスタンレー、Wedbush Securities、シティグループなど、主要機関投資家がアップルの買いを支持しています。iPhone、新製品の需要継続、及び将来のAR/VR、自動運転車需要への期待、潤沢なキャッシュフローなどが支持理由です。
マスターカードは先月比+21.41ポイントです。オミクロン株への懸念が後退し、景気悪化の警戒感が低下したことが理由です。同業のビザも+16.68ポイントと上昇しています。
P&Gは先月比+20.93ポイントです。特にニュースはありませんが、12月の全ての週でプラスとなりました。テクノロジー銘柄からディフェンシブ銘柄への資金移動が起きており、P&Gも恩恵を受けています。
◆全銘柄合計のリターン(起点は18年11月1日)
全銘柄を合計したリターンは73.73%でした(S&P500指数は75.76%)。S&P500指数のリターンはMorningstarのサイト(下記URL)を使い調べています。 https://quotes.morningstar.com/indexquote/quote.html?t=0P00001G7J
リターンは先月から14.01ポイント上昇しました。S&P500指数との差が一気に2.03ポイントまで縮まりました。VOO(S&P500 ETF)のリターンが7.21ポイント上昇する一方、10ポイント以上上昇した銘柄が11、その内20ポイント以上上昇した銘柄が6つあったおかげです。
かなり偶然が重なった結果だと思いますので、油断せず、S&P500 ETFを増やすという方針は変えません。
2021年も順調にリターンが伸びました。出来過ぎです。2022年のリターンは低くなると見込まれていますので、次の1年間は期待度を下げて投資を行いたいと思います。
以上
◆参考文献
1)Seeking Alpha、"Broadcom gains 7%, drawing target boosts after earnings beat"
https://seekingalpha.com/news/3779212-broadcom-gains-7-drawing-target-boosts-after-earnings-beat
2)Seeking Alpha、"Broadcom jumps 5% after Q4 beat, raised dividend and strong guidance"
3)TipRanks、"Nutrien: Set to Continue Outperforming"
https://www.tipranks.com/news/article/nutrien-set-to-continue-outperforming?mod=mw_quote_news
4)CNBC、"Why Apple was the only tech stock that went up on Tuesday"
5)Seeking Alpha、"Apple's iPhone outlook prompts new overweight rating at Keybanc, which sees 20% upside"
https://seekingalpha.com/news/3777290-apple-initiated-overweight-at-keybanc-with-191-price-target
6)Seeking Alpha、"Apple price target boosted to $200 at Morgan Stanley on iPhone, App Store strength"
7)Seeking Alpha、"Apple iPhone demand is surpassing supply, Wedbush says"
https://seekingalpha.com/news/3778639-apple-iphone-demand-is-surpassing-supply-wedbush-says
8)Seeking Alpha、"Apple can continue growth in 2022 despite supply chain challenges - Citigroup analyst"