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クラウド、自社内データセンターを仲介するソフトウェアに需要があるとIBMは見込んでいます(バロンズダイジェストより)

21年11月28日付のバロンズダイジェストの記事を読みました。SBI証券のウェブサイトで閲覧できるものです。IBMの復活の可能性について解説しています。以下、記事の要約です。

 

◆要約

・2013年1月以降のIBMの(配当金含む)リターンは-21%。同時期のS&P500指数のリターンは+255%。

<グラフ>IBMの株価動向

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(出典:FactSet)

・今、ウォール街IBMの復活を信じる人は少ない。実際、ウォール街IBM担当のアナリスト19人の内、同銘柄を「買い」と格付けしているのは6名のみ(Bloomberg)。

IBMマイクロソフトには共通点がある。現CEOが社内から選出されたこと、またそのCEOが事業再編を行い、クラウドとAIに注力していること。Microsoftが復活したように、IBMにも復活することを期待する人もいる。

・この10年、IBMの売上高は下落基調。2020年の売上高は736億ドル。2011年と比較すると-31%。しかしIBMは、2022年~2024年の間、売上高は年5%前後成長すると見込む。実現すれば、これをきっかけに株価が上昇基調に、成長が見込めれば数年で50%以上伸びる可能性も。

IBMのクリシュナCEOの計画は集中、成長の復活、利益率増という明確なもの。注力分野はクラウドとAI。

・(AWS等の)パブリッククラウド、プライベート(企業専用の)クラウド、オンプレミス(自社の)データセンター、これら3つのデータセンターを仲介するソフトウェア(ハイブリッドクラウド)を提供することがIBMの戦略。他社への依存度低下、コスト削減、生産性向上、セキュリティー改善を目指す。

IBMは自社の事業をインフラ、コンサルティング、ソフトウェアの3つに再編。コンサルティング、ソフトウェア部門の年間成長率はそれぞれ、10%未満、5%前後と同社は見込む。

・過去にIBMが開発したAIプラットフォーム「ワトソン」は成功しなかった。同社もそれは認める。AIにもIBMは注力する。しかし、オリジナルのAIアプリケーションをリリースするまで10年かかると同社は見込む。

・1916年以来、IBMは毎年配当を支払う。現在、増配は26年間継続中。毎年60億ドルが配当に向かう。2022~2024年のキャッシュフローIBMは350億ドルと見込んでおり、毎年の配当金を除いても、M&A、投資への資金は十分残ると考える。

・弊社は事業再構築を行い、事業の25%を売却。競争力があり、利益率が高い事業へ移行。結果、キャッシュフローは改善、ROIC(Return on invested capital)は大きく伸びると見込む(カバノーCFO)。

・弊社の株式ポートフォリオの中で、IBMの構成比率は高い。同社の再編を評価。(20年1月の)クリシュナCEO就任後、同社は20件弱の買収を実現した(ハイタワーアドバイザーズ、アメリカの投資会社)。

・市場はIBMに期待していない。そのため、同社が少し良い結果を出せば、大幅な株価上昇に繋がるだろう(Bank of America Global Resarch)。

 

2013年1月以降(9年間弱)のIBMのリターンは-21%とのこと。この数字は衝撃的でした。仮に2013年に私がIBM銘柄を購入していたとしても、9年保有し続ける勇気は私にはないと思います(^^;

競争力を持ち、かつ利益率が高い事業だけ残し、残りを売却するというIBMの方針には賛成です。アメリカ企業らしいです。

何とか生き残っていこうというIBMの姿勢は素晴らしいです。今、同社の銘柄を買う勇気はありませんが、動向は追っていきたいと思います。クラウド市場でどのように生き残っていけるか楽しみです。

以上

 

◆参考文献

SBI証券、バロンズダイジェスト11月28日号、"IBMはついに成長を取り戻すか"

https://global.sbisec.co.jp/Fpts/tsj/invInfTop/toUsAnaReport