3/8付のBloombergの記事を読みました。モルガンスタンレーとシティがさらなる株価下落を予想しています。以下、記事の要約です。
◆要約
・引き続き、次の6~8週間は下落リスクが大きい。通常の弱気相場の期間、下落幅を考慮すると、これからまだ下がる(モルガンスタンレー)。
・当行が推計する企業利益の世界的指標がこの度マイナスに。マイナスになるのは2020年9月以降初めて。(株式含む)リスク資産の見通しが変わる可能性あり(シティ)。
<グラフ>Citigroupによる企業利益指標推移
(出典:Citigroup、Bloomberg)
・世界各国で金融引き締めが進む中、利益は最も重要な要素(シティ)。
・直近の高値からEU各国の主要株価指数は約20%、S&P500指数は約10%下落。原油、ガス価格の上昇が続く中、株式の需要減少はこれからも続く可能性あり(シティ、モルガンスタンレー)。
・株価が反発した時は売るべき。今はリスクを減らし、収益が安定する企業銘柄の選択を推奨する。守りの姿勢を継続すべき(モルガンスタンレー)。
株価が反発した時は売って、ディフェンシブな姿勢を維持した方が良いとモルガンスタンレーは主張しています。
かなり弱気です。これを信じるなら、株価の下落基調はまだ続くということですね。
株価の下落は続いていますが、これまでかなり割高水準でしたので、これだけ下げても暴落したとはまだ感じません。
今の紛争が落ち着きを見せ始めると、株価は上昇基調に転じると思いますので、どこまで様子見を続けるか悩ましいです。
まずは3月末まで、株価下落を期待し、様子見を続けようと思います。
以上
◆参考文献
Bloomberg、"モルガンSとシティ、株式の大波乱を予想-「需要崩壊」避けられず"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-07/R8DB6DT0G1KX01