4/4付のCNBCの記事を読みました。モルガンスタンレーのアメリカ株の最高戦略責任者であり、投資最高責任者であるMike Wilson氏のインタビュー内容が記事になっています。記事では、同氏のことを市場で最も弱気と形容しています。以下、記事の要約です。
◆要約
・今から9月までの間、S&P500指数が少なくとも13%下落することに私は備えている。
・テクニカルな向かい風がある。下落相場の中の上昇局面でみられる様々な兆候が、株価調整の条件を全て満たしている。
・ナスダック指数は200日移動平均線に戻り、上値が重い展開になっている。守りを維持する良いタイミング。我々は景気サイクルの最後の段階にいる。
・インフレ進行、及びFRBの金融引き締めによる景気後退入りを心配している。
・今年の景気後退入りはないと我々は考える。来年はわからない。そのため、市場はディフェンシブになるだろう。
・S&P500指数は年末に4,400(1/4の過去最高値から約9%下落)を付けると予想。
・我々はディフェンシブ銘柄に賭けている。株式投資家にとって、グロース銘柄は大きな懸念事項となっている。
・市場平均をアウトパフォームするため、私のポートフォリオは公共、生活必需品、ヘルスケア銘柄を含む。
・積極的になるため、私はS&P500指数が4,000未満になることを期待する。現実になると私は考える。
・Fedが急激に利上げしないなら、私の弱気姿勢は和らぐ。株価調整を避けるには、利上げ幅を抑えることが万能薬となるだろう。株価も少しは上昇する。
・我々に誤りがあるなら、予想する企業収益。次週から決算発表が本格的に始まる。想定よりも、悪くない可能性あり。現実となれば株価上昇の材料となる。
景気後退入りの可能性を解説する記事を最近はよく目にします。今回読んだ記事でモルガンスタンレーは、来年、景気後退入りする可能性があると述べています。
そういえば、今朝見たテレビ東京のモーニングサテライトでも、専門家の方が来年の景気後退入りの可能性を解説していた記憶があります。
私も少し長い目で見て、来年も見据えて投資を行っていきたいと思います。
来年の景気後退入りが予想されるなら、株価は下がっていくんでしょうか?それとも、ある程度は織り込まれている?
どうなるかわかりませんが、大幅上昇の可能性は低いと予想します。焦らず投資を行っていきたいと思います。
以上
◆参考文献
CNBC、"‘Bear market rally’ is setting stage for a correction, Morgan Stanley’s Mike Wilson warns"