6/2付、及び6/3付のBloomberg、日経新聞の記事を読みました。世界経済、アメリカ経済の減速、及び株式市場への影響について記事は解説しています。以下要約です。
◆要約
<6/2付、Bloomberg>
・現在のアメリカ経済はまずまず順調。課題にもFRBは対応できるとみられている。ハリケーンは我々の近くまで迫っている。小型か、あるいは超大型なのかはわからないので、準備をしておいた方がよい(JPモルガンチェースCEO)。
・同CEOは5月に、アメリカ経済の中に大きな暗雲があると表現。今回、その予想を改めたとのこと。
・JPモルガンチェースはバランスシートを保守的にすることで、ハリケーンに備えている(JPモルガンチェースCEO)。
・明るい雲もある。堅調な個人消費、賃金上昇、十分な雇用がそれ(JPモルガンチェースCEO)。
<6/3付、Bloomberg>
・今、我々が置かれている環境はかなり複雑、また、ダイナミック。私の人生の中でもかなりのもの。世界経済がここまで多くの大きな困難に直面するのは過去に例がない(ゴールドマンサックスCEO)。
・経済はさらに厳しくなる。資本市場もさらに厳しい環境下に置かれる(ゴールドマンサックスCEO)。
・弊社はどんな環境下でもうまく事業を進められると考える(ゴールドマンサックスCEO)。
<6/3付、日本経済新聞>
・ドイツ銀行はアメリカ株が約3割、バンクオブアメリカは約2割下落する可能性があると見込む。
・クレスキャット・キャピタル(アメリカのヘッジファンド)は、アメリカ株は最大78%下落する可能性があると見込む。GDP、株式時価総額、及び過去のスタグフレーション実績(1970年代)から算出したとのこと。
程度は不明ですが、景気が減速しているのは間違いないようです。強気のJPモルガンチェースも警戒しています。人員採用抑制、削減のニュースも見かけるようになってきましたので注意したいと思います。
株価の大幅下落を期待したいですが、2022年内に株価上昇を予想する専門家もいますので、どうなるかわかりません。
投資資金だけは準備し、動向を見守りたいと思います。
以上
◆参考文献
1)Bloomberg、"経済の「ハリケーン」に備えよ、JPモルガンのダイモン氏が警告"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-01/RCT1RWT0AFB701
2)Bloomberg、"ゴールドマン社長も警告、経済に「前代未聞」の衝撃-ダイモン氏に同調"
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-02/RCURXHT1UM0Y01
3)日本経済新聞、"「米株8割下落」は誇張か"
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB037F00T00C22A6000000/